量子論と宗教

最近は量子論の本を読んだりしてます。

量子論を楽しむ本
量子論を楽しむ本 佐藤勝彦先生 わかりやすい

 

スピリチュアルな探求には、量子論はハズせないと思う。

自分の場合、スピから量子論に辿り着いて、その共通点の多さに驚いてます。

今回はスピと量子論の共通点を以下にまとめてみます。

 

量子論では、「素粒子は粒子であると同時に波である」と言います。

物質を→分子→原子→素粒子と見ていくと、その先には物と言えるものはなく、粒として現れたり消えたりする運動(波動)がある。

これは般若心経の色即是空とまったく一致する。

色(物)は、即ちこれ、空(無)である。

色が粒子で、空が波にぴったり当てはまる。

般若心経では、この後さらに空即是色と続く。

「色即是空 空即是色」を量子論風に言うと、

「粒即是波 波即是粒」となる。

2千年前に仏教で説かれていたことが、現代科学で正しいと証明された。

2千年前は、科学は発達してなかったけど、瞑想によって般若の知恵と一体化することにより量子の世界を感知していた。

これよく考えるとすごいことだよねー。

この三次元世界の全てのものは、その最小単位の量子レベルで現れたり、消えたりするダンスを踊っている。

我々の肉体、思考、感情も素粒子から成り立っているわけで、今も量子レベルのダンスを踊ってる。

ちょっとそれを感じてみる。量子瞑想(笑)

この世界には、固定されたモノは存在しない。

すべては、波動、ゆらぎ、ダンス。

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岸根卓郎先生の本、何度も驚いた!

また、量子論は人間の意識がこの世界(現実)を創造したり、変えたりすると言います。

先ほどの素粒子が現れたり消えたりする様子をもう少し詳しく説明すると、

素粒子たちは誰も観察していないときには、波として広がっているのだが、人が観察すると「波束の収縮」を起こして粒として現れるそうです。

その現れ方も観察者によって、違った現れ方をする。

これは、一体どういうことだろうか?

人間の意識(観察者)があって初めて世界は現れるということです。

「誰も見ていない月は存在しない」という量子論の有名な言葉があります。

アインシュタインはこれに大反対したそうだけど、真実はこの言葉通りであり、あなたが見ているから月は存在するのです。

月に限らず、今この世界として見えているものすべては、人の意識が創り出している。

実在(万物)は観測されるまでは実在ではなく、全ての瞬間に、あなたが世界を創造している。

最近、量子論では観察者とは呼ばずに、関与者と呼ぶようにしたそうです。

観察するものとされるものが、お互いに関与しあって世界は創造される。

スピでも「あなたが世界を創造する」「あなたが変われば世界が変わる」とかよく言われるけど、

人の意識が世界の創造に関与していると、すでに科学で証明されていたんですね。

引き寄せがうまくいった!とか、マントラで願いが叶った!とかよく聞くけど、

量子論的に見れば、これは自分の意識が望む世界を創り出すことによって現れる現象だと言えます。

 

さらに量子論では、

万物は空間に同化した存在であり、「空間は万物を生成させる母体である」と言います。

これは、スピ系の世界でよく言われる「無はすべてである」と同じことですね。

例えば今、体の周りに空間が広がっているわけだけど、何もないところにもテレビやラジオやスマホやWifiの電波が飛び回っている。

外で犬が吠えればワンワンという音波動が、鳥が鳴けばチュンチュンという音波動が耳に届き、人の意識と絡まって世界を創造する。

目の前にあるのは全てが波動で、可視光線として目に見えるものだけが脳で認識されるけど、実は不可視なもののほうが圧倒的に多い。

空気は目に目えないけど、まわり中を満たしているし、そもそも光は光子という素粒子だからね。

何もない無の中では、素粒子たちが現れたり、消えたり、生滅を繰り返していると量子論は言います。

素粒子たちはこの世とあの世をつなぐ「神の使い」なんじゃないかと思う。

あの世とは「源泉」のこと。この世界が現れる根本の意識。

神、仏、ブラフマン、タオ、存在・・・いろんな呼び名で呼ばれる。

時間もなく、空間もなく、ゆえにこの3次元世界を超えた「源泉」からこの三次元世界が現れる橋渡し役となっているのが素粒子たちなんだよね。

対して、この世とは「幻」のこと。ヒンズーではマーヤといいますね。

この世には実体のあるものは何もなく、全てが生滅する波動であることはすでに証明されてる。

これは科学的な真実なんだから、もう文句を言ってもしょうがない。

今ここにあるものは、あの世の意識が素粒子を通して表現された世界。

神が素粒子を通して表現したこの世界で、我々はどういうわけか世界があるという経験をしてる。

とても不思議なことではあるけど、言えるのはこの世で何が起ころうとそれは一時的な現象であり、生まれては消えるを繰り返すということ。

この世が幻だということがわかれば、悩みはなくなると思うんだけど、

どうだろう?単純すぎる?

楽観的すぎるかな??

でも、どんな悩みにも実体がなく、生まれては消えるのは真実だからね。

求めている本当の、永遠の真実というのは、この世ではなくあの世の方にあると思う。

もうすでに量子論はあの世の解明に入っていて、この宇宙が何故生まれたのか?ということもそのうちに解明されるかもしれません。

現在の宗教は、仏教、キリスト教、イスラム教などいろんなものに分かれて別々の主張をしてるけど、

科学的な真実はただ一つだけだから、量子論はこれらを一つにまとめるのではなかろうか?

遠くない将来には、宗教と科学を統一した「量子宗教」ができると思うよ。

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